2位:フェデリコ・バルベルデ(ウルグアイ代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1998年8月22日
所属クラブ:レアル・マドリード(スペイン)
22/23リーグ戦成績:34試合7得点4アシスト
昨季からレアル・マドリードで欠かせない選手となったフェデリコ・バルベルデが2位にランクインした。
このウルグアイ代表MFの魅力は何と言っても走力だ。スピードと運動量を兼ね備えており、90分間攻守にわたってピッチを駆け回る。特にアップダウンが得意で、ファイナルサードで攻撃に絡んだかと思えば、カウンターを食らったとしても全速力で自陣へと戻り相手ドリブラーからボールを奪い切る。「90.4」を叩き出した「フィジカル」能力は驚異的だ。
一昨季はリーグ戦でノーゴールと、かつては攻撃面での貢献度の低さが課題だったが、昨季前半戦に得点力が開花。後半戦は役割が変わったこともあって失速したが、開幕11試合で6ゴールという固め打ちを披露している。それも大半がボックス外からの一撃であり、計4ゴールは昨季のリーグ最多タイの記録だった。
この「攻撃力」に加えて、先述した「フィジカル」を活かした「守備力」を兼ね備えるバルベルデの総合力は高まる一方だ。正確なパスやドリブルがある一方で、狭いスペースだと自慢の走力が活かせず消えがちな展開になることもあるが、こうした課題も徐々に改善されつつある。まだ25歳とポテンシャルも十分で、近い将来にもジュード・ベリンガムとともにレアル・マドリードの中盤を牽引する存在となるだろう。