4位:ブルーノ・フェルナンデス(ポルトガル代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1994年9月8日
所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
22/23リーグ戦成績:37試合8得点8アシスト
オーレ・グンナー・スールシャール政権時代と比べるとプレーに制限ができたことで得点に絡む回数こそ減ったが、ブルーノ・フェルナンデスは世界最高峰の攻撃的MFとしてマンチェスター・ユナイテッドの中盤に君臨している。
このポルトガル代表MFは隙あらばチャンスメイクを狙っている。抜群の「スキル」でボールをコントロールしたかと思えば、次の瞬間に前に走り出すFWへとスルーパスを送る。こうした“速攻“はカウンターを得意としているマンチェスター・ユナイテッドのサッカーに合っており、彼を起点に多くのチャンスが生まれている。昨季と今季のどちらもパス成功率が77%台なのは、こうしたチャレンジングなプレーが多いことの裏付けでもある。
また認知能力の高さもこのポルトガル代表MFの特徴で、味方選手の動き出しを決して逃さない。こぼれ球を詰めるゴールが多いのはポジショニングの良さに起因しており、頭を使ったプレーも得意だ。そのため「IQ」は全選手で最高値となる「93.5」という驚異的な数値を叩き出した。
ウディネーゼ時代はボランチを主戦場とするなど、決して守備も苦手なわけではないが、「70.3」に留まった。それでも4位にランクインしたのは他の4つの能力値が「87」以上であるからであり、攻撃的MFとして抜群の完成度を誇っている。