7位：レオン・ゴレツカ（ドイツ代表）

生年月日：1995年2月6日
所属クラブ：バイエルン・ミュンヘン（ドイツ）
22/23リーグ戦成績：27試合3得点2アシスト

　レオン・ゴレツカは昨季終盤にコンディションを落として絶不調に陥ったが、今季は復活を印象づけるパフォーマンスを続けている。そんなドイツ代表MFが7位にランクインした。

　ゴレツカの最大の持ち味は“パワフル”さだ。守備時に相手選手に身体をぶつけるタックルや豪快なミドルシュートなど、自慢の「フィジカル」やパワーを生かしたプレーが際立っている。シャルケ時代は細身だったが、バイエルン・ミュンヘン移籍後は強靭な肉体に進化しており、その能力値は「91.1」とトップ10の選手では最高値を叩き出した。

　ヨシュア・キミッヒとダブルボランチを組むことが多いゴレツカは、「IQ」の高さを活かした状況判断の良さで、味方が空けたスペースに積極的に走り込み、3列目から攻撃に厚みをもたせている。その際FW顔負けのヘディングシュートやミドルシュートなど、高い攻撃性能を発揮しており、「攻撃力」は「81.0」と高い数値を記録した。

　それを手助けしているのが「スキル」の高さで、先述した「フィジカル」の強さも活かした強引なドリブルでの持ち運びや、自分が上がる時間を作るためのワイドへの展開で攻撃の起点となっている。また守備でもサボることなくしっかりと帰陣してボールを奪い切る。攻守両面で高い貢献度が期待できる世界最高峰のボックス・トゥ・ボックスだと言えるだろう。