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日本代表 1年前

サッカー日本代表、チュニジア戦全選手パフォーマンス査定。別格の輝きを放っていたのは?

シリーズ:日本代表パフォーマンス査定 text by 編集部 photo by Getty Images,Shinya Tanaka

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チュニジア戦に出場した冨安健洋
【写真:Getty Images】


冨安健洋(背番号16)
チュニジア代表戦:フル出場
評価:A

 相手FWイッサム・ジェバリを完全に封印し、昨年3失点を許した相手にクリーンシートを達成したということでA評価。前から潰す守備でハイラインを敷くチームを後方からサポートした。12分には出足の鋭い守備からチャンスを作った。最大の戦果はこの代表ウィーク2連戦を怪我無く終えることができたこと。リーグ戦無敗を維持するアーセナルで戦う準備はできている。

板倉滉(背番号4)
チュニジア代表戦:72分OUT
評価:A

 豊富な運動量と優れた危機察知能力で冨安健洋と共に広大なスペースをカバーした。日本代表が主導権を握る展開の中で大きな役割を果たしたのが最終ラインからのビルドアップ。自信をもってボールを持ち続け、相手FWを引き付けてから味方選手にパスを出すことで、中盤やサイドにスペースを作ることに成功した。冨安と同様、クリーンシートはA評価に値する。

菅原由勢(背番号2)
チュニジア代表戦:フル出場
評価:A

 右サイドバック、右ウイングバックとポジションを変えながら、90分間持ち前の攻撃力を存分に発揮。前線や中盤の選手とのコンビネーションが良く、積極的にボールを触って右サイドからの攻撃を活性化した。広い視野を活かして効果的なロングパスを繰り出したり、ミドルシュートでゴールを狙う姿勢を見せたのも高評価。自らゴールを狙いにいく姿勢と、チャンスと見ると後方から最前線まで一気に駆け上がる献身的なランニングは素晴らしい。

中山雄太(背番号22)
チュニジア代表戦:64分OUT
評価:B

 大怪我から復帰後2試合連続先発出場は森保一監督からの信頼と期待が大きい証拠だ。クロスを上げたシーンもあったがやみくもに攻め上がるわけではなく、右サイドとのバランスを考えながら適切なポジションを取ることで左サイドに安定感をもたらしていた。一方で、自身の前に位置していた旗手怜央との連係には改善の余地。クレバーなプレーが魅力的な中山であれば、次回はさらに良いプレーを見せてくれるだろう。

町田浩樹(背番号19)
チュニジア代表戦:64分IN
評価:B

 この試合では左サイドバックに挑戦。攻撃参加は少なかったものの上々のパフォーマンスを見せ、森保一監督に新たな左サイドバックの選択肢を与えたという点でB評価とした。78分には相手右ウイングの選手によるの裏抜けをブロック。センターバック仕込みの体の強さでタッチライン際での攻防を制した。

谷口彰悟(背番号3)
チュニジア代表戦:72分IN
評価:B

 試合終盤に訪れた最大のピンチを素早いカバーでしのぎ、試合をしっかりと終わらせる役割を果たした。卓越したラインコントロールが光り、短い出場時間ではあったものの冨安健洋、板倉滉と同様クリーンシートに大きく貢献したといえるだろう。11月から始まる2026年ワールドカップのアジア予選でも、32歳とベテランの域に差し掛かった同選手がチームに与える“冷静さ”は重要なものとなってくるはずだ。

橋岡大樹(背番号27)
チュニジア代表戦:82分IN
評価:出場時間短く評価無し

毎熊晟矢(背番号26)
チュニジア代表戦:出場無し
評価:評価無し

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