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日本代表 1年前

左サイド・旗手怜央が「ベストチョイス」。サッカー日本代表にもたらす新たな形【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

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 サッカー日本代表は17日、キリンチャレンジカップ2023でチュニジア代表と対戦する。三笘薫が不在で、中村敬斗がカナダ代表戦で負傷。左サイドの本職が不在となる状況で、旗手怜央はどのようなプレーを見せるのだろうか。その万能性やプレーの幅は、日本代表を助けてくれるかもしれない。(取材・文:元川悦子)


「左サイド・本職不在」の危機

日本代表MF旗手怜央
【写真:Getty Images】

 日本代表の10月シリーズも17日のチュニジア代表戦がラスト。11月からスタートするFIFAワールドカップ(W杯)アジア2次予選、来年1~2月に控えるAFCアジアカップを視野に入れると、今回は内容ある勝利がほしいところ。6月のエルサルバドル代表戦から5戦連続4得点以上の白星を飾っているだけに、その勢いをつなげられれば理想的だ。

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 しかしながら、今の日本代表は攻撃陣の主力級が相次いで離脱。左サイドハーフ(SH)のポジションに関しては、三笘薫、前田大然が不参加で、13日のカナダ戦で代表4ゴール目を挙げた中村敬斗も負傷してしまった。

 初招集の奥抜侃志も体調不良からようやく回復したものの、16日の前日練習に合流しただけで、長い時間ピッチに立てる状況とは言えない。

 まさに「左サイド・本職不在」の中、日本は昨年6月に0-3で敗れたチュニジアと対峙しなければならないのである。

 現有戦力における左SHの主たる候補者は、第1次森保ジャパン時代にこの位置を主戦場にしていた時期がある南野拓実、マルチ型の旗手怜央、右がメインだが左もこなせる伊東純也の3人。もちろんFWの浅野拓磨、古橋亨梧も経験がないわけではないが、森保一監督は上記3人から選択すると見られている。

 抜擢される可能性が高いのは旗手だろう。

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