16位:中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)
【写真:Getty Images】
生年月日:2000年7月28日
市場価値:800万ユーロ(約11.2億円)
23/24リーグ戦成績:8試合1得点1アシスト
日本代表通算成績:4試合4得点0アシスト
10代で海外へ渡った中村敬斗はそこからしばらく苦労したが、2021年に加入したオーストリアのLASKリンツで覚醒。そこでの活躍が評価されたことで今年3月に日本代表初招集&デビューを果たし、以降すべてのシリーズでメンバーに名を連ねているなど、チーム定着に向け着実に歩みを進めている。
中村はサイドを主戦場とするアタッカーだが、ストライカー並みの決定力を持っている。ボックス内でボールを受けても慌てることはなく、イメージ通りのプレーからゴールを奪うことができ、シュートのバリエーションも豊富だ。先月のトルコ代表戦ではチャンスを確実に仕留めて2ゴールをゲットしており、これで日本代表の通算成績は4試合4得点となった。
爆発的なスピードは備わっておらず、個で縦にぶち抜いていくタイプではないが、ボールタッチは非常に繊細。180cmというアタッカーとしては大柄な体格も相まって、囲まれても簡単に失うことはない。また、自らシュートに持ち込むだけでなく、フリーの選手や効果的な動き出しを見せた選手を使う視野の広さとアイデアも持っているなど、幅広い選択肢でチャンスに絡むことができる。同じ左サイドの三笘薫とはまた違ったタイプと言えるだろう。