17位:前田大然(セルティック/スコットランド)
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年10月20日
市場価値:600万ユーロ(約8.4億円)
23/24リーグ戦成績:8試合1得点2アシスト
日本代表通算成績:13試合3得点0アシスト
Jリーグ得点王に輝いた実績を持つ前田大然は、一昨年11月以降(EAFF E-1サッカー選手権を除く)のすべてのシリーズで日本代表に招集されている。今シリーズは残念ながら負傷により不参加となってしまったが、森保一監督から高く評価されていることは間違いないだろう。
CFだけでなくサイドでも起用される前田だが、ドリブルで打開していくようなタイプでも、パスで違いを作り出していくタイプでもない。また、抜群の決定力を持っているとも言い難く、このあたりはスコットランドのメディアからも度々指摘されている。「スキル」の数値が「64.4」、「攻撃」の数値が「71.8」とFWの選手らしからぬ評価となったのはそれが大きな理由だ。
しかし、前田には飛び抜けた武器がある。それがスプリント能力だ。一瞬の爆発力が凄まじいだけでなく、スタミナが非常に豊富なため、90分間に渡り繰り返すことができるのが恐ろしいところ。これは他の日本人選手にはない武器である。とくに守備時のプレッシャーは強烈で、FIFAワールドカップカタール2022でも前田のスプリントから相手のミスを誘発することがあった。「フィジカル」はこのランキング内2位の「84.1」とさすがの数値となっている。