フットボールチャンネル

日本代表 1年前

サッカー日本代表、カナダ戦全選手パフォーマンス査定。三笘薫や久保建英が不在で高評価は?

シリーズ:日本代表パフォーマンス査定 text by 編集部 photo by Getty Images,Shinya Tanaka

MF

カナダ代表戦でゴールを決めた田中碧
【写真:田中伸弥】


田中碧(背番号17)
カナダ代表戦:72分 OUT
評価:A

 カナダ代表戦のMVPに選出。開始わずか2分でミドルシュートを叩き込みチームに余裕をもたらすと、49分には伊東純也からの素晴らしいパスを冷静にボレーで押し込み、2ゴールを奪った。ゴールへの鋭い嗅覚や攻撃参加への高い意識だけでなく、守備でのハードワークも光っており、まったくと言っていいほど存在感がなかったトルコ代表戦の不振を完全に払拭したと言っていいだろう。

遠藤航(背番号6)
カナダ代表戦:61分 OUT
評価:A

 この日もキャプテンの安心感は絶大だった。鋭い出足とボールを奪い切る圧倒的な強さを活かして何度もカナダ代表の侵入をストップ。前半にはカウンターを受けそうな場面でアルフォンソ・デイビスを“あえて”ファウルで止めるなど、状況判断も冴えていた。スピード感の違いこそあれど、リバプールで課題とされているビルドアップの精度にも不安はなかった。

南野拓実(背番号8)
カナダ代表戦:83分 OUT
評価:B

 FIFAワールドカップカタール2022以来の出場。スタートはインサイドハーフ、途中からトップ下としてプレーした。持ち味としているオフ・ザ・ボールの動きは光っており、何度か良いタイミングでスペースに侵入してチャンスを作り出していた。チームとして大量得点を奪った中、ゴールやアシストを記録できなかったのは残念だったが、上々の復帰戦だったと言えるだろう。

伊藤敦樹(背番号15)
カナダ代表戦:61分 IN
評価:C

 遠藤航との交代で61分にピッチへ。持ち味はボールを奪った後の迫力ある攻撃参加だが、カナダ代表戦では攻勢を強める相手を前に中盤を引き締めるタスクが求められていたため、その特徴はほとんど現れず、普段とのギャップに戸惑ってかあまりボールにも絡めなかった。今後への課題が見つかったという点では収穫か。

川辺駿(背番号7)
カナダ代表戦:72分 IN
評価:C

 2ゴールを挙げた田中碧に代わり72分からピッチへ。動き直しを繰り返して味方を素早くサポートし、終盤には決定機も作るなど、良さである機動力は限られた時間の中でも見受けられた。しかし、不用意なボールロストがやや多かった印象で、チームに落ち着きをもたらすことはできなかった。プレー一つひとつの精度は高めていく必要がありそうだ。

守田英正(背番号5)
カナダ代表戦:出場なし
評価:なし

1 2 3 4 5 6

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!