旗手怜央はボランチ起用で。気になる2列目の組み合わせは?
ボランチは遠藤航と旗手怜央のコンビを推薦したい。
日本代表のボランチは現状、遠藤&守田英正のコンビとそれ以外の選手の差が大きく、層が十分とは言えない。そういった意味でも、スタミナやボディバランスといったフィジカル能力に優れ、技術力も申し分ない旗手をダブルボランチの一角という形で試す価値は大いにあるだろう。その時はインサイドハーフだったとはいえ、6月のエルサルバドル代表戦では大活躍しており、今回も期待値は高い。
右サイドハーフは森保ジャパンの攻撃の核、伊東純也でいいだろう。現在日本代表では3試合連続ゴール中と大暴れしており、カナダ代表戦でも活躍に期待がかかる。また、対戦相手には世界屈指のスピードスターであるアルフォンソ・デイビスがおり、もしマッチアップが実現するとなれば、スピード勝負には大きな注目が集まる。
三笘薫が離脱し、追加招集された奥抜侃志も体調を崩してしまったため、中村敬斗にとっては左サイドハーフでアピールする絶好のチャンスと言えるだろう。9月のトルコ代表戦では2ゴールと決定力の高さを証明した一方で、得点以外のプレーはあまり目立たなかった。今シリーズでは、ゴール前はもちろん、その他の局面でも味方との連係やアイデアといった部分を示してほしいところだ。
トップ下は南野拓実、ワントップは古橋亨梧を推薦したい。
注目は、やはりFIFAワールドカップカタール2022以来の招集となった南野だ。以前まではベースが4-3-3だったため、南野は得意とは言えない左サイド起用を強いられ苦戦していたが、そこから日本代表は4-2-3-1に再びチェンジ。トップ下でのプレーが得意な南野にとっては再アピールに向けて朗報といったところだ。
南野の特徴は他の選手が空けたスペースを見つける上手さとそこに入り込んでいく上手さにある。そのため、流れの中では古橋との2トップのようなイメージでゴールに絡んでいくことになるだろう。森保ジャパン発足当時の主力が再び輝きを取り戻せば、日本代表の2列目はさらに豪華となる。