右SB:菅原由勢(AZアルクマール/オランダ)
生年月日:2000年6月28日(23歳)
日本代表通算成績:6試合0得点
菅原由勢は今や不動の右サイドバックと言っていいだろう。昨年のFIFAワールドカップ以降、6試合中5試合に先発しており、信頼を確固たるものにしつつある。唯一先発を外れた先月のトルコ代表戦では毎熊晟矢がアピールに成功したが、現時点で菅原の地位が揺らぐほどのものではないはずだ。
19歳のときにオランダに渡り、AZアルクマール在籍6シーズン目となった。23歳ながらエールディビジ通算113試合に出場し、UEFAヨーロッパリーグなど欧州の大会も経験している。攻撃参加が魅力だった菅原は欧州でたくましさが増し、攻守両面で頼もしい右サイドバックに成長している。
年代別日本代表時代からのチームメイトでもある久保建英だけでなく、これまであまり一緒にプレーしたことがなかった伊東純也との呼吸を合わせるのにも時間がかからなかった。最強アタッカー陣を活かす機転とチームを和ます話術は、今の日本代表に欠かせないものとなっている。
左SB:中山雄太(ハダースフィールド/イングランド)
生年月日:1997年2月16日(26歳)
日本代表通算成績:17試合0得点
FIFAワールドカップ以降、長友佑都が長らく務めてきた左サイドバックの座を伊藤洋輝が確保しつつあった。6試合中5試合に先発出場しており、ペルー代表戦では代表初ゴールをマーク。今季は所属するシュトゥットガルトでも左サイドバックでプレーしており、同ポジションでのプレーがより洗練されてきている。
しかし、今回の日本代表合流後は別メニュー調整が続いており、カナダ代表戦は欠場する可能性が高い。そこで抜擢が予想されるのが中山雄太。ワールドカップメンバー選出直後にアキレス腱を断裂して大会出場を断念した中山は、懸命なリハビリを経て今夏のプレシーズンで復帰を果たした。
所属するハダースフィールドでも直近はリーグ戦5試合連続で起用されており、持ち前のユーティリティー性を活かして中盤やセンターバックでもプレーしている。イプスウィッチ戦では絶妙なスルーパスでアシストを記録しており、コンディションは100%に戻ったと言っていい。母国でも復活した姿を見せることができるのだろうか。