CB:板倉滉(ボルシア・メンヒェングラートバッハ/ドイツ)
生年月日:1997年1月27日(26歳)
日本代表通算成績:21試合1得点
板倉滉は現在の日本代表の最終ラインを支える大黒柱と言っていいだろう。コンスタントに呼ばれるようになったのは昨年からだが、FIFAワールドカップ以降は6試合中5試合に先発し、キャプテンマークを巻いた試合もあり、名実ともにチームの中心となりつつある。
所属するボルシア・メンヒェングラートバッハは今季、不調にあえいでいるが、板倉自身は加入した昨季に掴んだ信頼を離さないパフォーマンスを見せ続けている。今季はセットプレーからゴールを決めているだけに、日本代表でも2021年5月のミャンマー代表戦以来となる得点に期待がかかる。
6日のリーグ戦後に日本へ向かったため、田中碧とともに海外組の中では一番乗りでチームに合流している。日本代表は4連勝中だが、直近3試合は失点が続いている。4試合ぶりのクリーンシート達成のためにも、板倉の活躍は欠かせない。
CB:冨安健洋(アーセナル/イングランド)
生年月日:1998年11月5日(24歳)
日本代表通算成績:34試合1得点
怪我が癒え、昨年のFIFAワールドカップ以来となる代表復帰を果たした冨安健洋は、9月のドイツ代表戦で板倉滉とともに最終ラインの中央に立ちはだかり、貴重な勝利の立役者となった。当然、11月から始まるFIFAワールドカップアジア予選や来年1月に開幕するAFCアジアカップへの準備として、今シリーズでも重要な役割を担う。
アーセナルではサイドバックで起用されることが多い。先月の代表戦以降で先発起用されたのは、UEFAチャンピオンズリーグのランス戦とカラバオカップのブレントフォード戦の2試合のみ。それ以外は試合終盤の守備固めとしてサイドバックに入るケースが多い。印象的だったのは直近のマンチェスター・シティ戦で0-0で迎えた終盤に投入され、意表を突く攻め上がりから決勝ゴールをおぜん立てした。
アーセナルのミケル・アルテタ監督は冨安を「最終ラインのどこでも、どんなシステムでもプレーできる」とポリバレント性を評価しており、「守備面においてはおそらく私がこれまで見た中で最高の選手の1人」と絶賛している。日本代表においてもその守備力は替えの利かないものとなっている。