チームとしての上積み
「このクラブがJ1に復帰するのは簡単なことではないが、やっとチームとして上積みができて、やりたいことがはっきりしたところで、こういう年に昇格できたらと思っている」
「それでも、(シーズン)序盤で出遅れてしまったので、やれることは限られている。ここまで積み重ねがいい結果につながることを信じてやるしかない。J1に戻らないといけない。サポーターもそういう気持ちを持っているし、その期待に応えなければいけないと思っています」
ジェフの最後の敗戦は、8月12日のモンテディオ山形とのアウェイ戦での1-0の惜敗だった。その後7連勝を飾ったものの、水戸戦では悔しい引き分けに持ち込まれた。鵜木郁哉の素晴らしいゴールで先制し、安藤瑞季の退場で10人となった水戸に、ジェフは追いつくのが精いっぱいだった。
ただ、その間に小林慶行監督率いるチームは19ゴールを挙げ、順位を11位から5位まで上げた。3位の東京ヴェルディ、4位のジュビロ磐田と勝ち点差は15から4に縮まっている。
直近の水戸戦では田中和樹の初ゴールで追いついたが、ジェフは後半、その勢いを加速させることはできなかった。水戸のペナルティーエリアでは、ピッチに残っていた21人の選手の大半がプレーしており、私がこれまで見た試合の中では最も長い(千葉の)攻撃と(水戸の)守備の試合だったかもしれない。ジェフは突破口を見つけようとしましたが、できなかった。
連勝はストップしたものの、米倉はジェフのここ数試合のポジティブな点に目を向けようとしていた。