3位：守田英正（スポルティングCP／ポルトガル）

生年月日：1995年5月10日
市場価値：1200万ユーロ（約16.8億円）
23/24リーグ戦成績：8試合1得点1アシスト
日本代表通算成績：25試合2得点2アシスト

　日本代表デビューは2018年のことだが、そこからしばらくは日の丸を背負うことがなかった。それでも、2021年3月に行われた韓国代表との親善試合でハイパフォーマンスを披露してから森保ジャパンに定着。今では遠藤航の欠かせない相棒としてピッチに立ち続けている。

　川崎フロンターレで頭角を現しただけあって基本的な技術のレベルが高く、ポゼッション時に不用意なミスを犯すことはほとんどない。的確に味方を使いながらタイミングよくゴール前に飛び込むなど、ボールと人の動きをスムーズにできるのも大きな強みだ。また、「フィジカル」が飛び抜けているわけではないものの、鋭い読みを利かせたボール奪取や優れた危機察知能力からくるスペースカバーなど、スタッツには表れにくい「守備」での貢献度も大きい。

　まさに攻守において穴の少ない守田だが、それを成り立たせているのが「IQ」の高さと言えるだろう。常にピッチの状況を把握し、正しいプレー判断ができているからこそ、毎試合のように安定感あるパフォーマンスを発揮できている。先述した危機察知能力なども賢さの表れであり、それが備わっているからこそ技術面もより際立っている。「IQ」の能力値が「84.0」と飛び抜けたのは当然の結果だ。