7位:伊藤洋輝(シュトゥットガルト/ドイツ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1999年5月12日
市場価値:1000万ユーロ(約14億円)
23/24リーグ戦成績:7試合0得点2アシスト
日本代表通算成績:12試合1得点1アシスト
シュトゥットガルトで大きく成長した伊藤洋輝は、今では森保ジャパンの常連メンバーとなった。FIFAワールドカップカタール2022では1試合の出場に留まったものの、同大会後に行われた国際親善試合では6試合中5試合でスタメン出場。これは数多くのメンバーの中で最多の成績となっている。
長友佑都の後を継ぐ形で左サイドバックの1番手に定着しつつある伊藤は、188cm・体重84kgとワールドクラスの体格を誇る。単純なスピード勝負では分が悪いが、フィジカルコンタクトや空中戦では確かな強さを発揮し、危機察知能力の高さを活かしたスペースカバーなどでもチームを助けている。「フィジカル」は「87.1」、「守備」は「83.0」といずれもさすがの高評価となった。
しかし、伊藤の凄みはディフェンスだけではない。オン・ザ・ボールでも存在感を発揮できる点だ。左足から放たれるロングフィードやクロスの精度は抜群で、今季のブンデスリーガではその強みを活かして早くも流れの中から2アシストを記録している。カタールW杯のコスタリカ代表戦では消極的なプレーに終始し批判を浴びたが、反省を活かしてか、ここ最近の試合では縦への意識を強く持っている印象があるため、今後の日本代表活動ではよりそのストロングポイントが目立ってくるかもしれない。