9位:南野拓実(モナコ/フランス)
【写真:Getty Images】
生年月日:1995年1月16日
市場価値:600万ユーロ(約8.4億円)
23/24リーグ戦成績:7試合3得点3アシスト
日本代表通算成績:47試合17得点8アシスト
昨季のモナコで大不振に陥ったこともあり、南野拓実はFIFAワールドカップカタール2022後、なかなか日本代表に招集されなかった。しかし、かつての恩師でもあるアドルフ・ヒュッター新監督の元、今季は大復活を果たし、日本人2人目の快挙となる8月のリーグ・アン月間最優秀選手賞を受賞。その活躍もあって、約10ヶ月ぶりに日本代表に戻ってきた。
個での打開力はそこまで目立たないが、フィニッシュワークの質は日本代表内でトップクラスと言っていいだろう。味方が空けたスペースを見つける早さ、そこに入り込むタイミングの上手さを持っており、訪れたチャンスを確実に仕留める決定力の高さも備わっている。そのため、ゴールに関わるプレーのクオリティーを表す「攻撃」の数値はランキングトップ10内3位の「77.6」となっている。
ターンで相手をいなすプレーに加え、今季は正確なパスで味方を活かすシーンが目立つなど「スキル」も十分だが、南野の能力値で最高の「82.2」を叩き出したのが「フィジカル」だ。スピードやパワーが飛び抜けているわけではないものの、小さな体からは想像できないほど運動量が凄まじく、その能力は「攻撃」はもちろんのこと「守備」の面においても大きく役立っている。