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Jリーグ 1年前

【レンタル組通信簿】浦和レッズから期限付き移籍した5人。気になる移籍先での現状は…

シリーズ:レンタル組通信簿 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:武田英寿

水戸ホーリーホックにレンタル中の武田英寿
【写真:Getty Images】


生年月日:2001年9月15日 (22歳)
期限付き移籍先:水戸ホーリーホック
2023リーグ戦成績:34試合出場2得点8アシスト
移籍先での評価:A

 青森山田高校を卒業し、2020シーズンに浦和レッズに加入したのが武田英寿。21シーズンはFC琉球、22シーズンは大宮アルディージャ、23シーズンは水戸ホーリーホックと3クラブにレンタル移籍してプレー経験を積むパリ五輪世代のMFだ。

 以前は右サイドハーフで起用される事が多く、水戸でもシーズン途中までは右サイドハーフで出場していた。しかし、第16節ザスパクサツ群馬戦からは浦和時代もプレーしていたボランチで起用されるようになり、豊富な運動量を武器に攻撃だけでなく守備にも存在感を発揮。チームの中心選手として、ここまでリーグ戦34試合に出場している。

 第9節で徳島ヴォルティス戦では見事なボレーシュートを決めるなど、精度の高い左足にも磨きがかかっている。ここまでJ2トップタイとなるリーグ戦8アシストを記録しているが、セットプレーキッカーも務める武田の左足から繰り出されるパス、クロスの質は非常に高い。

 ただ、浦和のダブルボランチには、フル代表にも招集され始めたMF伊藤敦樹、プレーメーカーとして活躍する35歳のベテランMF岩尾憲がいる。例え浦和に戻ったとしてもスタメン争いは厳しいものになりそうだが、果たして武田はどのような選択をするだろうか。

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