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プレミアリーグ第8節、アーセナル対マンチェスター・シティが現地時間8日に行われ、1-0でホームチームが勝利している。一進一退の攻防が続く中でガブリエウ・マルティネッリが決めた値千金の勝ち越しゴールの背景には、チーム全員で徹底し続けたアーセナルの強固なディフェンスと監督のある決断があった。(文:竹内快)
マンチェスター・シティの強みを消すアーセナルの守備
試合終盤にガブリエウ・マルティネッリが起こしたアップセットは、エミレーツスタジアムを歓喜の渦に包んだ。
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この試合、アーセナルはマンチェスター・シティにわずか4本のシュートしか許さなかった(データサイト『Sofa Score』参照)。英メディア『BBC』によると、2010年4月のバルセロナ対エスパニョールで記録して以来、ペップ・グアルディオラ監督が率いたチームにおけるトップリーグの試合で最も少ないシュート数だったという。
アーセナルにシティが苦しんだ理由、それはホームチームが90分間徹底し続けた“相手の強みを消す”守備にある。
「今日の私たちが見せた守備への応用力と熱意こそが、私たちが必要としていたものだ」(アーセナル公式サイトより)
ミケル・アルテタ監督がこう語ったように、アーセナルは状況に合わせた強度の高いチームプレスでシティを苦しめた。デクラン・ライスとジョルジーニョが2ボランチ気味の位置を取る[4-4-2]でがっしりと構え、中央に人数をかけることでシティの攻撃を両サイドへと誘導。シティはこの誘いに乗ってカイル・ウォーカーとヨシュコ・グヴァルディオルの両サイドバックに幅を取らせ、左右にボールを回すことでアーセナルの堅固なブロックに“ほころび”を作ろうとする。それでもアーセナルの選手たちは、サイドバックにプレッシャーをかけることよりも、中央の守備を突破させないことを最優先とするポジショニングを取っていた。