12位:キーラン・トリッピアー(イングランド代表)
生年月日:1990年9月19日
所属クラブ:ニューカッスル(イングランド)
22/23リーグ戦成績:38試合1ゴール7アシスト
昨季プレミアリーグ4位に滑り込み、見事復活を果たした古豪ニューカッスルにおいて、33歳とベテランの域に入ったキーラン・トリッピアーの存在は特別なものとなっている。
このイングランド代表DFの強みは、「85.4」という高い能力値を記録した「スキル」にある。その数値を支えるのが類まれなるキックセンスだ。右サイドからの高速クロス、低い位置から最終ラインの間を通すスルーパスなど多彩なパスをボックス内に送り込むことができるため、アレクサンデル・イサクやダン・バーンなどニューカッスルが誇る高身長プレイヤーとの相性は抜群だ。昨季のアシスト期待値は「11.78」(データサイト『SofaScore』参照)でチーム内断トツの記録となっており、今季もその右足に期待がかかる。
一方で、同選手の課題となっているのが「フィジカル」の強度だ。今回のランキングの中では下から3番目の「79.3」と低めの数値となっている。それでもポジショニングの良さを生かしてコースを限定してリスクを避けることで屈強な左ウインガーたちを無効化し、互角に渡り合っている。