16位:サガン鳥栖
リーグ戦成績:9勝8分12敗(12位)
先制した試合の成績:7勝4分4敗
先制した試合の勝率:46.7%
なんとかトップハーフでシーズンを終えたいのが今季のサガン鳥栖。一時期は8位まで順位を上げたが、夏場に8戦勝ちなし(0勝3分5敗)と調子を落として現在は12位となっている。
今季の鳥栖はセービングに優れたGKパク・イルギュをはじめ、23年冬に加入してリーグ戦全試合にフル出場するCB山﨑浩介、同じく23年冬に加入した守備的MF河原創を中心にディフェンス陣を形成。後半開始直後の46分から60分にかけての時間帯で10失点しているデータはやや気になるが、リーグ戦の総失点数は39で、リーグ戦総得点数38とともにリーグ中位であり、データ上では攻守に渡って平均的なチームと言える。
そんな鳥栖だが、先制した試合の成績は7勝4分4敗、勝率46.7%と勝ちに結びついてない状態だ。先制しても4敗している点は痛恨であり、これはJ1全クラブ中で最も悪い数字となっている。第28節FC東京戦では、前半に鳥栖が2得点してリードするものの後半に3失点して逆転負け。今季の勝負弱さを象徴する試合となった。
ただ、第20節セレッソ大阪戦は後半に追いついてアディショナルタイムで逆転。第29節京都サンガF.C.戦はアディショナルタイムで2点を決める大逆転劇となり、印象的な勝ち試合もある今季の鳥栖。際どい勝負をいかに勝ち切るか、リードを守り切れるかが課題となりそうだ。