6位:川崎フロンターレ
リーグ戦成績:11勝6分け12敗(9位)
先制した試合の成績:9勝2分け1敗
先制した試合の勝率:75%
川崎フロンターレは2023J1リーグで中位の9位に位置しているが、先制点を取った試合の勝率は75%と高い数値を誇っている。
川崎Fは第29節まで終了して得点も失点も39。先制点を取ったのは12試合で、うち9試合で勝利を収めている。先制したあとに逆転負けを喫したのは1回のみ。リードして前半を終えた試合は5勝1分けと、逃げ切る力があるチームだ。
先制したら強い川崎F。気になるのは立ち上がり15分の得点数で、この時間帯は3ゴールしか決めていない。反対に同時間帯の失点数は7となっており、試合の入り方は改善の余地がありそうだ。
川崎Fはもともと立ち上がりからゴールを取るチームではない。実際、年間最多得点記録を塗り替えた2020シーズンも、15分までのゴール数はたったの4だった。それでも、今季は状況が違う。攻め続けていればそのうち得点が決まるシーズンではないだけに、なるべく早く先制点を挙げたいところだろう。
谷口彰悟の移籍や、ジェジエウやマルシーニョの負傷などもあり、試練のシーズンとなっている川崎F。来季につながるシーズンにできるだろうか。