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【写真:Getty Images】
RWG:久保建英(日本代表)
生年月日:2001年6月4日
所属クラブ:レアル・ソシエダ
23/24リーグ戦成績:7試合5得点1アシスト
Sofa Score平均採点:7.79
Who Scored平均採点:7.58
日本が世界に誇る至宝、久保建英は昨季加入したレアル・ソシエダで本領発揮し、リーグ戦2桁ゴール&アシストまであと一歩のところまで迫った。そんな充実した1年を経て迎えた今季は、さらに凄まじいパフォーマンスを披露して世界を驚かせている。
スペインのレジェンド、ダビド・シルバが電撃引退したチームにおいて、久保は新たな核となっている。4-3-3の右ウィングの地位を確固たるものとし、開幕節のジローナ戦でいきなりゴールを決めると、第4節グラナダ戦ではスペイン移籍後初の2ゴールを叩き出した。その後のヘタフェ戦、アスレティック・ビルバオ戦でもゴールネットを揺らし、現在5得点で得点ランキング2位につけている。
ゴール以外のプレーも申し分ない。ドリブルのキレは凄まじく、チャンスメイクのアイデアや守備の貢献度も際立つ。この引き出しの多さこそが毎試合のようにハイパフォーマンスを発揮できている理由であり、ここまでラ・リーガ公式のMOMにはチームダントツとなる5回選出されている。今や久保は、ラ・リーガの全チームから恐れられている存在と言っていいだろう。
【写真:Getty Images】
CF:ルーカス・ボジェ(アルゼンチン代表)
生年月日:1996年2月28日
所属クラブ:グラナダ
23/24リーグ戦成績:5試合3得点1アシスト
Sofa Score平均採点:7.18
Who Scored平均採点:7.78
アルゼンチンの強豪リーベル・プレートでプロデビュー後、多くのクラブを転々としたルーカス・ボジェは、今夏700万ユーロ(約9.8億円)の移籍金でエルチェからグラナダに移った。現在27歳と決して若くないが、早くも覚醒の気配が漂っている。
183cmの長身を誇り、ボックス内での強さと動き出しの上手さを兼ね備える南米出身は第4節のレアル・ソシエダ戦でデビューを飾ると、いきなり得点をマーク。さらに、続くジローナ戦でもゴールネットを揺らした。第6節のラス・パルマス戦は不発だったものの、第7節ベティス戦で再びゴールを挙げ、第8節アルメリア戦ではアシストをマークと、ハイペースでゴールに絡んでいる。
さらにボジェは、ここまでリーグ7番目に多いドリブル成功数14回を記録と、得点以外の部分でも違いを見せつけている。スペイン紙『AS』は「ルーカス・ボジェが違いを生む」と見出しを打ち、「単なるストライカーではない。エリア内だけでなく、エリア外からも違いを生み出す完成度の高い選手」と評価している。昇格組であるグラナダの残留は、この男の活躍次第かもしれない。
【写真:Getty Images】
LWG:サヴィオ・モレイラ(U-20ブラジル代表)
生年月日:2004年4月10日
所属クラブ:ジローナ
23/24リーグ戦成績:8試合2得点4アシスト
Sofa Score平均採点:7.35
Who Scored平均採点:7.43
ブラジルの逸材アタッカー、サヴィオ・モレイラはアトレチコ・ミネイロでプロデビュー後、昨年夏にシティ・フットボール・グループ(CFG)が保有するトロワに加入。昨季はオランダの強豪PSVにレンタルで加入していた。そして今夏、トロワと同じくCFGが保有するジローナにレンタルで加入し、初めてのスペイン挑戦を果たした。
PSVではリーグ戦6試合で2アシストと不完全燃焼に終わったサヴィオだが、ジローナではポテンシャルの高さを見せつけている。左ウィングのファーストチョイスとして、ここまでリーグ戦全試合でスタメン出場。その中で2得点4アシストとコンスタントにゴールへと絡んでおり、チーム躍進の一端を担っている。
サヴィオの特徴はスピードと細かなタッチを活かした南米らしいドリブル技術で、第6節マジョルカ戦では左サイドをぶち抜いてアシストをマークした。ここまでのドリブル成功数19回はリーグ2番目に多い数字であり、単純計算で1試合に2回以上のドリブルを炸裂させていることになる。