MF:井手口陽介
生年月日:1996年8月23日(27歳)
所属クラブ:アビスパ福岡
リーグ戦成績:16試合0得点0アシスト
日本代表通算成績:15試合2得点
生まれ育った地元・福岡で、井手口陽介はかつての輝きを取り戻している。2021年末に発表されたセルティック移籍は自身2度目の海外挑戦だったが、わずか1年で日本復帰を決めた。中学生のときにガンバ大阪アカデミーの門を叩いた井手口は、小学生時代までを過ごした福岡で再起している。
中盤を所狭しと走り、鋭いタックルでボールを奪って攻撃につなげる。タイミングを見て効果的にパスを出して、攻撃のスイッチを入れる。その献身性と技術、そして戦術理解度の高さを長谷部茂利監督も評価しており、ときにFWで起用するなど、チーム戦術の核に井手口を据えている。
井手口の日本代表と聞いて思い浮かべるのは、2017年のFIFAワールドカップ・アジア最終予選だろう。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の下で輝いた井手口は、海外移籍でトップフォームを見失い、代表からも離れていった。井手口が最後に日本代表としてプレーしたのは、ガンバ大阪に復帰していた2019年12月のEAFF E-1サッカー選手権。学年で見れば板倉滉と鎌田大地と同じで、年齢的には次のワールドカップも狙える。輝きを取り戻した井手口が日本代表で再び輝く姿は見られるのだろうか。