MF:ジェームズ・ガーナー(U-21イングランド代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:2001年3月13日(22歳)
市場価値:1600万ユーロ(約22.4億円)
所属クラブ:エバートン
23/24リーグ戦成績:6試合0得点1アシスト
マンチェスター・ユナイテッドのアカデミー時代やローン先のノッティンガム・フォレストなどでは中盤の底でプレーする機会が多かったジェームズ・ガーナーが、エバートンで新境地を開拓しつつある。
昨夏の移籍市場最終日でエバートンに完全移籍した22歳のイングランド人MFだが、イドリッサ・ゲイェやアマドゥ・オナナ、アブドゥライェ・ドゥクレら走力と強度がある中盤の選手を前にポジション争いで敗れてベンチを温める機会が多かった。しかし、後半戦よりショーン・ダイシが監督に就任すると、怪我人の影響もあって最終盤にはサイドで起用されるように。自慢のキック精度を武器にボックス内へ危険なクロスを通して何度もチャンスを演出した。
今夏のU-21欧州選手権では、右SBとして5試合に先発出場して優勝に大きく貢献。そして迎えた今季は開幕から全公式戦で先発出場を飾るなどダイシ監督からの信頼は最高レベルに高まりつつあり、昨季と同じく高いキック精度でセットプレーを含めた攻撃からチャンスを作っている。プレミアリーグ開幕6試合で1勝と苦しむエバートンのキーマンとなるかもしれない。