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23/24シーズンの欧州主要リーグも開幕からおよそ1ヶ月半が経過した。今夏にも多くの移籍が成立した中で、早くもチームの核となっている選手もいれば、適応に苦しんでいる選手もいる。今回は、移籍したばかりの新加入選手で本来の力を出すことができていない5人を紹介する(移籍金は『transfermarkt』を参照)。
FW:ウスマン・デンベレ(パリ・サンジェルマン/フランス代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年5月15日
移籍金:5000万ユーロ(約70億円)
今季リーグ戦成績:5試合0得点1アシスト
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パリ・サンジェルマンの“新10番”ウスマン・デンベレが苦しんでいる。第6節終了時点では5試合に出場、うち4試合がスタメンだが攻撃的なチームの中でゴールを奪うことができていない。
リーグ・アンで9本のシュートを放っているが枠に飛んだのは1本のみ。『Sofa Score』のデータ上ではビッグチャンスを逃した回数でチームトップの3回という不名誉なデータが出ている。チームメイトのキリアン・エンバペやマンチェスター・シティのアーリング・ハーランドでさえもビッグチャンスを逃すことはあるが、しっかりとゴールという結果は残している。現状のデンベレはビッグチャンスを外しているだけで、チームの勝敗に貢献することができるプレーがほとんどできていない。
もとより驚異的なドリブル突破での打開が得意な選手であり、単騎でゴール前までスルスルと上がってゴールを決めることができるのが彼の持ち味だ。数字が残れば、こうしたセルフィッシュなプレーをしても批判を浴びないが、現状は球離れの悪さとボールロストが目立っている。ボールを失った回数を表す『Possession lost』のデータでは、330分の出場時間で85を記録。単純計算にすると、3.8分に1回はボールを失っていることとなり、このスタッツは当然ながらチーム最多だ。数字が残らないまま、このプレー精度が続くのであれば、ハズレ補強と言われても致し方ないのかもしれない。