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トップチームに昇格し、そのまま活躍する選手。あるいは他クラブで活躍する選手。形は様々だが、いずれにせよスペインの名門バルセロナの下部組織では数多くの才能ある選手が育ってきた。今回は、2000年以降に生まれた選手限定で、大活躍しているバルセロナ下部組織出身選手を5人紹介する。※成績、市場価値は28日時点の『transfermarkt』を参照。
FW:ラミン・ヤマル(スペイン代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:2007年7月13日(16歳)
市場価値:2500万ユーロ(約35億円)
所属クラブ:バルセロナ
23/24リーグ戦成績:7試合0得点3アシスト
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サッカー界に新たな怪物候補が現れた。それが、16歳のラミン・ヤマルだ。
モロッコ人の父と赤道ギニア人の母のもと、スペイン・カタルーニャ州で生まれたヤマルは、6歳でバルセロナのカンテラ(下部組織)に加入した。すぐに特別な才能を持った逸材として注目を集め、各カテゴリーを飛び級で昇格していくと、昨季の第32節ベティス戦でラ・リーガ初出場を達成。15歳9ヶ月16日でのトップチーム出場は、クラブ史上最年少記録だった。
今季はトップチームに定着しており、ここまでリーグ戦全7試合に出場して3アシストをマーク。ドルトムントのユスファ・ムココに次ぐ大会史上2番目の若さでUEFAチャンピオンズリーグ(CL)デビューも飾った。また、今月行われたユーロ予選・ジョージア代表戦でスペイン代表史上最年少出場を果たし、そこでいきなりゴールも決めるなど、数々の記録を塗り替えている。
右サイドからカットインしてファーサイドに力強いシュートを蹴り込んでいくプレーはヤマル自身がアイドルと明かしているマルコ・アセンシオを彷彿とさせるものがあり、しなやかなボールタッチでスルスルとDFをかわしていくプレーはネイマールと重なる部分がある。早くもウスマン・デンベレ退団の穴を埋めているヤマルは、このままスーパースターへの道を歩んでいくのだろうか。