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プレミアリーグ第6節、アーセナル対トッテナムのノースロンドンダービーが現地時間24日に行われ、2-2のドローに終わっている。アーセナルは2度もリードを奪いながら守りきれず、ホームで勝ち点2を落としてしまった。この試合のミケル・アルテタ監督の采配には、疑問が残った。(文:竹内快)
アーセナルは勝ち点2を逃す
掴みかけていた勝ち点3を取りこぼす、アーセナルにとっては悔しい結果となった。優勝を目指すチームにとって、エミレーツ・スタジアムでの引き分けは負けと同然と言っても過言ではない。ましてや対戦相手が宿敵トッテナムであれば尚更だ。
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一進一退の攻防が繰り広げられたこの一戦で、結果的にアーセナルに大きな影響を及ぼしたのが、ミケル・アルテタ監督による「交代策」だった。
4枚の交代カードのうち、2枚を切ったのが後半開始のタイミングだ。ハーフタイム終了後、ピッチ上からMFデクラン・ライスとMFファビオ・ヴィエイラが居なくなったことに驚いた人は少なくなかったはず。2人に代わってMFジョルジーニョ、MFカイ・ハフェルツが投入された。
「彼は背中の問題で本当に不快そうだったので、我々は彼を外さなければならなかった」
試合後『SkySports』のインタビューに応えたアルテタ監督は、前半のみのプレーとなったライスについてこう語った。戦力ダウンが避けられない決断だが、大事を取ってベンチに下げたということだろう。
ヴィエイラはビルドアップに安定感をもたらし、左サイドの攻撃を活性化させる役割を果たしていた。特に左SBオレクサンドル・ジンチェンコがボールを持った際には、ヴィエイラがボックス手前まで上がることで、左サイド前方に[SBジンチェンコ-MFヴィエイラ-WGガブリエウ・ジェズス]のトライアングルが作られ、トッテナムのディフェンスを左にぐっと寄せる働きをしていた。ヴィエイラのオフザボールの動きは、MFマルティン・ウーデゴール、WGブカヨ・サカがいる右サイドにスペースを作り出している。
上記の通り素晴らしい活躍をしていたヴィエイラだが、なぜ前半で交代となったのだろうか。