2位:ソン・フンミン(韓国代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1992年7月8日
所属クラブ:トッテナム(イングランド)
22/23リーグ戦成績:36試合10得点6アシスト
アジア最高の選手ということに疑いの余地はないだろう。韓国代表のソン・フンミンは、トッテナムのエースとして活躍しており、2021/22シーズンにはアジア人初のプレミアリーグ得点王を獲得。そして今年には、同じくアジア人初のプレミアリーグ通算100ゴールを達成するなど、サッカー史にその名を刻んでいる。
ソン・フンミンはウィングを主戦場とする選手だが、能力的にはストライカーに近いものがある。ゴール前での落ち着きぶりやシュート精度が秀逸で、フィニッシュのバリエーションもかなり豊富。何よりすごいのは左右両足でクオリティーの高いシュートを放つことができる点で、このあたりは幼い頃から左右両足をうまく使えるよう指導していたという父ソン・ウンジョン氏の存在が大きいと言える。ゴールに関わるプレーの質などを指す「攻撃力」の能力値は驚異の『93.4』となった。
欧州トップレベルでも十分に通用するスピードやフィジカルコンタクトの強さを兼ね備えるなど「フィジカル」能力も申し分なく、能力値はWGの選手として最高の『94.1』を叩き出した。そこにコース取りや緩急の使い方の上手さが合わさったドリブルでの推進力はまさにワールドクラスで、過去には自陣から1人でゴールにつなげることもあった。ハリー・ケインが抜けてもソン・フンミンがいるのは、トッテナムにとって幸運なことだ。