4位:ヴィニシウス・ジュニオール(ブラジル代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:2000年7月12日
所属クラブ:レアル・マドリード(スペイン)
22/23リーグ戦成績:33試合10得点10アシスト
10代でレアル・マドリードにやってきたヴィニシウス・ジュニオールは、今や世界で3番目に市場価値(1億5000万ユーロ)が高い選手だ。今季からはラウール・ゴンサレスやクリスティアーノ・ロナウドらが背負ってきた伝統の7番を継承。カリム・ベンゼマがいなくなったこともあり、これまで以上に期待されているのは確かだろう。
ヴィニシウス最大の武器といえば、やはりドリブルだ。初速、加速力ともに申し分なく、トップスピードに乗ってもボールコントロールが乱れることはない。細かいタッチで相手を揺さぶるプレーも得意としているなど、単純な1対1で後手に回ることは稀だ。また、そうしたプレースタイルゆえに厳しいファウルを受けることも多々あるが、このブラジル人はほぼ怪我をしない。たくましい「フィジカル」を備えていると評価できるだろう。
マドリー加入後しばらくはゴール前のプレークオリティーに大きな課題があったヴィニシウスだが、今ではその心配はない。落ち着き、判断力、精度のすべてがレベルアップしたことで、訪れたチャンスを確実に仕留められるようになったと同時に、味方をうまく使えるようにもなった。そのため、「攻撃力」の数値はランキング3位となる『93.6』を叩き出している。これでまだ23歳というのはただただ恐ろしく、今後どこまでパワーアップするか楽しみだ。