5位:マーカス・ラッシュフォード(イングランド代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年10月31日
所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
22/23リーグ戦成績:35試合17得点5アシスト
デイビッド・ベッカム、ルート・ファン・ニステルローイ、ウェイン・ルーニー…。マンチェスター・ユナイテッドの歴代10番は、当然ながら名手揃いだ。そんな偉大なる背番号を2018/19シーズンより受け継いだのが、クラブ生え抜きのマーカス・ラッシュフォードである。
ラッシュフォードの能力値で最も高い『91.8』を叩き出したのが「フィジカル」だ。アタッカーとしては大柄な身長180cmを誇っており、対人戦ではそう簡単に負けない。その体格に似合わぬほどの加速力とクイックネスも備えているのが恐ろしいところで、とくにカウンター時にはワールドクラスの破壊力を示す。昨季も速攻から幾度となくゴールを脅かした。また、右足から放つミドルシュートもかなり強烈で、波に乗ると手がつけられない存在だ。
もちろんドリブルも光るものがあり、派手なフェイントは使わずとも緩急と当たりの強さだけでDFを無力化してしまうこともある。CFで起用されることもあるが、より1対1を仕掛けやすいウィングの方が生きるのは間違いないだろう。しかし、パスやクロスで違いを作り出すプレーは不得意。またオフ・ザ・ボールの動きにもあまり工夫は見られず、「IQ」の数値はランキングトップ10内でワーストの『82.2』となった。試合によって消えることも多々あるのは、そうした部分も影響しているかもしれない。