8位:ネイマール(ブラジル代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1992年2月5日
所属クラブ:アル・ヒラル(サウジアラビア)
22/23リーグ戦成績:20試合13得点11アシスト(パリ・サンジェルマン)
欧州トップリーグからは離れたが、ネイマールがブラジルのトップスター、またエースであることに変わりはない。先日行われたワールドカップ南米予選、ボリビア代表戦ではチームの4点目を決め、それまで王様ペレ氏が持っていたブラジル代表歴代最多得点記録を塗り替えて見せた。
31歳とベテランの域にいるとはいえ、「スキル」はまだまだ錆びついていない。パス、シュート、テクニックとすべてのクオリティーがハイレベルで、あらゆる局面において違いを作り出している。十八番はやはりドリブル。ヒールリフトやシャペウなど派手な技で魅せることもできるが、自身の体とボールを小刻みに動かしながら相手の重心を操り、その逆をついて突破していくプレーはとくに光るものがある。先日のボリビア代表戦では、その得意な形からあれよあれよとDFをかわし、1人でシュートに持ち込んでいた。
そうしたボール「スキル」や「攻撃力」の高さだけならば、間違いなく世界トップ5に入るだろう。しかし、8位に落ち着いた理由は「フィジカル」の部分だ。違いを作り出せる選手なだけにマークが厳しくなるという側面もあるが、とにかくすぐ倒れるし、その表現もかなりオーバー。加えて近年は、かなり怪我による離脱も多い。そのため、「フィジカル」の能力値はランキングトップ10内ワースト3位の『80.9』に落ち着いている。