9位:トレント・アレクサンダー=アーノルド(イングランド代表)
生年月日:1998年10月7日
所属クラブ:リバプール(イングランド)
22/23リーグ戦成績:37試合2ゴール9アシスト
幼い頃からリバプールを愛し、スティーブン・ジェラードに憧れるこの男は、弱冠18歳でトップチームデビューを飾った。24歳にしてプレミアリーグ200試合出場を達成した今季は、ジョーダン・ヘンダーソンらベテランが抜けたチームの副キャプテンに就任している。
トレント・アレクサンダー=アーノルドを語る上で欠かせないのが“キック精度の高さ”だ。右足から放たれる高精度なクロスは、もはや芸術の域に差し掛かっている。低くて速いキックと、ふわりと浮かせた高弾道のキックを使い分ける。同選手の強みを最大限生かすために、リバプールでは中盤の底で配球する役割を任され、イングランド代表では本格的に中盤で起用されることもある。
一方で課題を抱えるのが「守備」だ。SBはポジション柄、強力なドリブラーと対峙する場面が多くあり、同選手の対人守備が悪目立ちしてしまうことがある。それでも以前より改善は進んでおり、今後の成長が期待できる。能力値を総合的に見るとトップとは少し差があるものの、「スキル」を筆頭に攻撃的なスキルだけで見れば、世界最高クラスの能力を持っていると言えるだろう。