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いきなり凄い! 欧州1年目で活躍する日本人選手5人。スタートダッシュに成功した男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:伊藤涼太郎(いとう・りょうたろう)

シント=トロイデンに所属する伊藤涼太郎
【写真:Getty Images】


生年月日:1998年2月6日(25歳)
所属クラブ:シント=トロイデン(ベルギー)
23/24リーグ戦成績:6試合1得点0アシスト

 2022年に加入したアルビレックス新潟で大きく羽を広げた伊藤涼太郎は、近い将来の日本代表招集が期待される選手だ。今夏にはさらなる成長の場としてシント=トロイデンを選択しており、ここまでリーグ戦6試合出場、1得点をマークとまずまずの滑り出しを見せている。

 新潟時代はトップ下を主戦場としていた伊藤だが、シント=トロイデンではインサイドハーフ起用がメイン。体の線が細く、フィジカルレベルはまだまだ高めていく必要があるものの、テクニックや創造性、変幻自在のドリブルといったスキルの高さは際立っており、組み立て、崩しの両局面で良い仕事を果たしている。数字にこそ表れていないが、今季はあと一歩というシーンが多い印象だ。

 それでも第7節のメヘレン戦では待望の移籍後初ゴールをゲットした。味方からの強いパスを正確にコントロールし、体を開きながらニアサイドにシュートを突き刺している。技術力はもちろん、最後のシュートの工夫などは、伊藤らしさ全開だった。このゴールを機にどんどん結果を残していけば、日本の魔術師は他クラブの注目の的となるだろう。

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【了】

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