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いきなり凄い! 欧州1年目で活躍する日本人選手5人。スタートダッシュに成功した男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:小川航基(おがわ・こうき)

NECナイメヘンに所属する小川航基
【写真:Getty Images】


生年月日:1997年8月8日(26歳)
所属クラブ:NECナイメヘン(オランダ)
23/24リーグ戦成績:5試合2得点0アシスト

 桐光学園高校時代に世代ナンバーワンFWとも称された小川航基だが、2016年にジュビロ磐田へ加入して以降は怪我の影響もあってなかなかインパクトを残せなかった。それでも昨年に加入した横浜FCで覚醒し、1年目ながらJ2リーグ得点王を獲得。迎えた2023シーズンも好調で、J1リーグ15試合の出場で6得点を挙げていた。

 ようやく本領発揮に至った小川は今夏、この機を逃さんとばかりにオランダのNECナイメヘンに移籍し、ヨーロッパ初挑戦を果たした。そしてリーグ開幕節エクセルシオール戦で先発に抜擢されると、いきなりゴールをゲット。さらに、続く第2節ヘラクレス・アルメロ戦でもゴールネットを揺らすなど、これ以上ないスタートを切ることに成功した。それ以降はゴールから遠ざかっているものの、スタメンの座は揺らいでおらず、指揮官から高い信頼を得ていることがうかがえる。

 オランダのクラブは伝統的に長身の選手を1トップに置く傾向がある。身長186cmを誇る小川も例外ではなく、ポストプレーからゴール前での潰れ役、前線からのプレスのスイッチなど、幅広いタスクをこなして汗をかいているところだ。その中で周囲を納得させる結果を継続して残すことができれば、日本代表への道も切り開かれるだろう。

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