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大ピンチ…。今冬の戦力ダウンが濃厚なビッグクラブ5選。アジア杯、アフリカ杯の影響を受けるのは

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ナポリ(イタリア)

ナポリのオシムヘン
【写真:Getty Images】


今季リーグ戦順位:5位
22/23リーグ戦順位:1位
予想される冬の離脱選手:ヴィクター・オシムヘン、アンドレ=フランク・ザンボ・アンギサ

 22/23シーズンに33年ぶりとなるセリエA制覇を果たしたナポリ。スクデット獲得には多くの選手の活躍があったが、攻撃陣から1人挙げるとすれば得点王に輝いたFWヴィクター・オシムヘンだろう。

 オシムヘンは昨季のセリエAで32試合に出場して26得点5アシストを記録。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも5得点をあげる素晴らしい活躍で実力を世界に示した。1億2000万ユーロ(約168億円)の市場価値はアフリカ人選手として、またセリエAに所属する全選手の中でもナンバーワンの数字である。

 今シーズンも既に3得点をあげるオシムヘンは変えが効かないFWであり、それゆえにアフリカネイションズカップへの出場でクラブから離脱となれば大きな痛手だ。控えのセンターフォワードには、現在アトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネの息子ジョバンニ・シメオネや23歳のジャコモ・ラスパドーリがいるが、どこまで穴を埋められるだろうか。

 また、ナポリの中盤の要であるアンドレ=フランク・ザンボ・アンギサもアフリカ杯に臨むカメルーン代表に招集される可能性が高い。不動のインサイドハーフとして、フィジカルの強さを活かしたディフェンスやボール奪取能力はナポリにとっても、カメルーン代表にとっても必要不可欠だ。中盤から出す質の高いパスも魅力であり、22/23シーズンはリーグ戦36試合に出場して3得点5アシストを記録している。

 ナポリではスタニスラフ・ロボツカを中盤の底に置いて、その前にピエトル・ジエリンスキ、アンギサを配置したスリーセンターが抜群の安定感を誇っている。盤石の布陣が崩れてもなお、ナポリは強さを発揮できるだろうか。

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