柴崎岳が鹿島アントラーズ復帰を決めた理由
「全然でしたね。まあ、そういうことはよくあるので。結果として今日、日本でこうして戦えたので」
香川はサラゴサへ2年契約で加入した。しかし、プレーオフの末にラ・リーガ1部昇格を逃し、再び2部を戦った2020/21シーズンは外国人枠の問題もあって構想外となり、2020年10月に双方合意のもとで契約を解除。無所属期間をへて翌2021年1月にギリシャのPAOKへ加入した。
しかし、PAOKでの2シーズン目だった同年12月に、再び双方合意のもとで契約を解除。2021/22シーズンは結局、リーグ戦出場はわずか1試合だった。30歳を超えてからの香川のキャリアが、柴崎をして「華やかな世界だけじゃなくて、非常に過酷な環境でプレーしてきた」と言わしめた。
デポルティボ時代に「ありのままを、現実として受け止めている」と語った柴崎も、2019/20シーズンに3部にあたるセグンダBへの降格を味わった。残っていた契約を破棄し、新たに加わったレガネスでも期待されたラ・リーガ1部昇格を果たせないまま、3年契約の満了に伴って6月に退団した。
無所属のまま自主トレーニングを続けていた柴崎が、鹿島へ6年半ぶりとなる復帰で合意に達したと発表されたのは1日夜。柴崎は7日の記者会見で、古巣への移籍を決めた理由をこう語っている。