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早くもピンチ!? 欧州で苦戦している日本人選手5人。なかなか出場機会に恵まれていない男たち

シリーズ:欧州で大苦戦中の日本人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:遠藤渓太(えんどう・けいた)

アイントラハト・ブラウンシュヴァイクに所属する遠藤渓太
【写真:Getty Images】


生年月日:1997年11月22日(25歳)
所属クラブ:アイントラハト・ブラウンシュヴァイク(ドイツ)
23/24リーグ戦成績:3試合0得点0アシスト

 欧州キャリア4年目を迎えた25歳の遠藤渓太だが、未だ本領発揮には至っていない。ここまで記録したゴールとアシストはそれぞれ1つずつと、攻撃的選手としては寂しすぎる結果である。

 横浜F・マリノスで頭角を現した遠藤は、2020年に満を持してウニオン・ベルリンに移籍。しかし、1年目は怪我の影響もあってリーグ戦出場は16試合、うち先発は4試合に留まった。2年目はさらに苦しく、リーグ戦ではわずか4試合、51分間のプレーに留まっている。終盤はベンチにすら入れないことがほとんどだった。

 当然ながらこの状況に満足できるはずはなく、22/23シーズンには2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)に所属するアイントラハト・ブラウンシュヴァイクへのレンタル移籍を決断するが、同クラブでも沈黙。リーグ戦18試合に出場しながら1アシストに留まり、自身が出場した試合でチームは1勝しかできなかった。反対に、遠藤が出ていない試合でチームは8勝も挙げている。

 それでも今夏にレンタル延長が決まったが、厳しい状況にあるのは変わりない。今季は開幕節こそ70分間プレーしたものの、第2節でハーフタイム交代、第3節と第4節はベンチスタートとなった。そして第5節のザンクト・パウリ戦では早くもベンチ外に。地元紙『ブラウンシュヴァイガー・ツァイトゥング』は「(ベンチ外は)日本人への明確なシグナルだ」と伝えている。

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