混沌とするJ1リーグ優勝戦線の行方は?
一部では、Jリーグの知名度をさらに上げるために「スーパークラブ」を作ろうという話もあるようだが、資金面や成功のレベルに関して、このような格差は、予測不可能でオープンなリーグとして広く親しまれているJリーグのイメージを損なう可能性の方が高いだろう。
それを念頭に置くと、インターナショナルブレイクから戻り、2023シーズンの最後の直線に向かうにあたり、J1順位表の上位3分の1の構成は非常に興味深いものに見える。
マリノスが中断直前に降格争いをするチームに連敗したおかげで、ヴィッセル神戸は8試合を残して勝ち点52でランキングトップに座り、ケビン・マスカット監督のチームを2ポイント上回っており、初のリーグタイトル獲得に向けてポールポジションを獲得しているようだ 。
ヴィッセルの大迫勇也は今季、日本のトップリーグで傑出した活躍を見せており、この33歳はこれまで13チームからネットを揺らしている。まだゴールを決めていないサンフレッチェ広島、セレッソ大阪、湘南ベルマーレ、浦和レッズの4チームはいずれもまだ対戦を残している。
しかし、ヴィッセルが首位を走る一方で、残りの試合を見てみると、J1初タイトル獲得を12月に祝うためには、吉田孝行監督率いるチームにはまだやるべきことがたくさんあることが分かる。