DF:毎熊晟矢
所属クラブ:セレッソ大阪
生年月日:1997年10月16日(25歳)
2023リーグ戦成績:24試合1得点2アシスト
今回の日本代表メンバーで、初選出は毎熊晟矢ただ1人だった。所属するセレッソの小菊昭雄監督から「和製ハキミ」と呼ばれていることからもわかる通り、本家アシュラフ・ハキミばりの攻撃参加が魅力だ。2021シーズンにはJ2で10アシストを記録している。179cmという体躯でフィジカルコンタクトにも強く、走力に長ける。その特徴はデビュー戦となった12日のトルコ代表戦でも光っていた。
この試合では積極的な攻撃参加が光った。周囲との関係性からスムーズに内外を使い分け、伊藤敦樹の先制ゴールをオフ・ザ・ボールで演出。さらに、後ろ向きになった相手に素早く寄せてボールを奪い、長い距離を運んで中村敬斗のゴールをアシストした。
FIFAワールドカップ後はドイツ代表戦までの5試合すべてに菅原由勢が先発しており、不動の地位を確立しつつあったが、ここにきて毎熊がアピールに成功した。オランダの強豪AZで地位を確立する菅原の牙城は厚いが、挑戦権は得られたと言っていいだろう。