ジローナ
2022/23リーグ戦順位:10位
主な獲得選手:アルテム・ドフビク、ダレイ・ブリント、エリック・ガルシア、サビオ、パブロ・トーレ
主な放出選手:オリオル・ロメウ、サンティアゴ・ブエノ、タティ・カステジャノス
2022/23シーズンのラ・リーガを10位で終えたジローナは、23/24シーズンのラ・リーガ第4節を終了して2位につけている。夏の補強がうまくいった成果もあるだろう。
ジローナが開幕から4試合で勝ち点10を獲得するのは、クラブ史上初のことだとスペイン紙『アス』は伝えていた。その原動力となっている一人がMFヤンヘル・エレーラで、ここまですでに2ゴールを挙げている。こちらは昨年夏にマンチェスター・シティからのレンタルで加入し、この夏に完全移籍に切り替わった選手。昨季から所属しており、新戦力ではない。
そのほかではトロワからU-20ブラジル代表のサビオをレンタルで獲得しており、ここまで4試合全ての先発出場し、1アシストを記録している。ジローナはシティ・フットボール・グループに属しており、マンチェスター・シティはもちろんのこと、トロワのその一員。グループ内の移籍でチームを強化した。
さらに、バルセロナとの付き合いも補強を後押しした。この夏にオリオル・ロメウをバルセロナに放出した一方で、エリック・ガルシアとパブロ・トーレをレンタルで獲得。若くて伸びしろ十分の選手を獲得している。さらに、バイエルン・ミュンヘンを退団してフリーになっていた経験豊富なオランダ代表のダレイ・ブリントも加入した。
昨季のチーム内得点王であるタティ・カステジャノスはラツィオに移籍したが、その後釜にはウクライナ代表のアルテム・ドフビクを獲得し、すでに1ゴールを記録。まずまずのスタートを切っている。
シーズンの最大の目標が1部残留ということになるジローナ。残留に必要な勝ち点は一般的に「40」と言われるが、開幕から4試合で4分の1を達成したことになる。このペースで勝ち点を重ねられるチーム力はないとしても、夏の補強で強化されたと言えるだろう。