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ドイツ代表戦で傑出したパフォーマンスを見せた冨安健洋

　サッカー日本代表は現地時間12日にキリンチャレンジカップ2023でトルコ代表と対戦する。昨季は負傷に泣かされた冨安健洋は、素晴らしいパフォーマンスを見せたドイツ代表戦を「自分に自信を持たせてあげる必要があったので、自信を取り戻すいいきっかけになった」と振り返っている。

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　現地時間9日夜にドイツ・ヴォルフスブルクでドイツ代表と対戦した日本代表は、ベルギーへ移動して同12日昼にトルコ代表と対戦する。ハードなスケジュールになるが、冨安は「（ドイツ戦で）結構疲れたと思ったんですけど、思ったよりも回復できているし、疲れているという感覚はない」とトルコ代表戦に臨む準備ができていることを強調している。

　昨季は昨年11月の怪我の影響でFIFAワールドカップにトップコンディションで臨むことができず、今年3月に負った怪我によりシーズンを一足先に終えた。苦しいシーズンを終えて迎えた今季はアーセナルで開幕からプレータイムを得ており、コンディションはかなり上がったと言っていい。

　ドイツ代表戦のパフォーマンスは、冨安が世界のトップレベルとも互角に与していくことができると証明した90分になったはずだ。それでも、「まだ完全に自信を取り戻せたかと言ったら、100％『はい』って言えるわけではない」と向上の余地があることを明かす。

「僕だけじゃないですが、マックスがどこか分からない。いくらでも上げられる可能性、キャパシティがあるので、ピッチ上だけじゃなく、フィジカルのところでもやるべきことはある」

　これがまだ100％ではないというのが、冨安のポテンシャルの高さを表している。「アーセナルで本当に要求の高い日々を送っている。アーセナルの方でも、自分がしっかりやれているというふうに自信を持つことができればいいかなと思います」と目線を上げた。

（取材：元川悦子【ベルギー】、構成：編集部）

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