久保建英はトップ下? 右サイド?
センターバックの一角は希少な大型左利きDFの町田浩樹。左SB森下、右SB毎熊、そしてCB町田と日本代表経験の少ない最終ラインを統率する役目は、ベテラン谷口彰悟に任せたい。
ボランチは浦和レッズの伊藤敦樹。攻守においてダイナミックなプレーを繰り出すボックス・トゥ・ボックス型で、185cm・78kgと体格も申し分ない。伊藤敦が計算できるようになると、中盤の層が増すだけでなく、オプションもより広がるはずだ。
その伊藤敦の相方には鎌田大地を推薦したい。鎌田はドイツ代表戦でスタメン出場を果たした1人だが、59分という比較的早い時間にベンチへ下がっていた。そのドイツ代表戦で証明された通り、鎌田の気の利いたポジショニングによる味方のサポートと効果的なダイレクトパスは、日本がボールをスムーズに動かす上で不可欠。メンバーの大幅入れ替えが必要ならばなおさらだ。
田中碧という選択肢もあるが、怪我明けということもあってか、ドイツ代表戦では不用意なボールロストを犯すなど、ゴール以外のプレーはあまりパッとしなかった。そういった意味でも、鎌田にはもう一踏ん張りしてもらう必要がある。
2列目は右から堂安律、久保建英、中村敬斗の並びを推薦したい。やはり期待したのは久保だ。ドイツ代表戦で途中出場ながら2アシストをマークするなど好調で、トルコ戦ではこの男を中心とした攻撃を繰り出してほしいところ。流れの中では右の堂安とポジションを入れ替えることも可能なはずで、いずれにせよ、背番号20が多くボールにタッチできればチャンスは自ずと生まれてくるだろう。
1トップはセルティックのエース、古橋亨梧だ。ドイツ代表戦では上田綺世、浅野拓磨ともに結果を残している。日本代表で絶対的な地位を築いているとは言い難い古橋も、当然ながらアピールする必要があるだろう。久保らとの連係にも期待がかかる。