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カイル・ウォーカーはイングランド代表引退を2度撤回させられた?「どれほど犠牲にしてきたか」

text by 編集部 photo by Getty Images

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イングランド代表DFカイル・ウォーカー
【写真:Getty Images】


ガレス・サウスゲート監督は2度も引退を引き留めていた

 イングランド代表選手にして世界最高峰のサイドバックであるカイル・ウォーカー。今年5月に33歳の誕生日を迎えてもなお、鉄人のごとく活躍し続けている。現地時間9日に行われたウクライナ代表戦でもワールドクラスの活躍を見せた彼だが、実は2回ほど代表引退を考えていたと英紙『ガーディアン』が現地時間10日に伝えている。



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 現地時間9日、イングランド代表はUEFAユーロ(欧州選手権)の予選ラウンドでウクライナと対戦し、1-1で引き分けた。前半にウクライナ代表オレクサンドル・ジンチェンコにゴールを決められるも、前半のうちにイングランド代表カイル・ウォーカーが1点を返した。そのままスコアは動かず、勝ち点1を分け合った。

 この日のウォーカーは代表初ゴールを決めただけでなく、相手チームのアタッカーであるミハイロ・ムドリクに完璧に対応してみせた。代表キャップ77試合を数える彼の勢いは、33歳になってもなお衰えることを知らない。この日の試合後、英メディア『Sky Sports』の取材に対して彼は「この日のゴールは一生忘れないだろうね」と顔を綻ばせながら語っている。

 しかし、イングランド代表のガレス・サウスゲート監督によると「ウォーカーには代表引退を二度ほど撤回してもらう必要があった」という。代表引退に対してウォーカーは「どれほどの休日と夏を犠牲にしてきたのか…。19歳からやってきて、もう33歳だよ」と述べた。

「『ユーロ2020』と昨年のワールドカップの時だね。大会が終わってから、私は彼にチームにとどまるよう説得したんだ。彼は自分がどれほど私たちにとって重要な存在なのか、理解していなかった」

 一時のウォーカーは、バイエルン・ミュンヘンへの移籍が取り沙汰されたが、マンチェスターシティで監督を務めるジョゼップ・グアルディオラに引き留められたという。世界屈指のサイドバックは「ベテラン」と呼ばれる年齢に差し掛かっているが、まだまだ彼へのラブコールは止みそうにない。

 イングランド代表は現地時間12日、国際親善試合でスコットランドと対戦する。

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【了】

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