MF:明本考浩(浦和レッズ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1998年1月31日(25歳)
2023リーグ戦成績:21試合2得点1アシスト
日本代表通算成績:招集なし
日本代表招集を期待され続けてきたJリーガーの1人が明本考浩だ。しかし、現時点で日の丸を背負ってピッチに立つことはできていない。
2020年に栃木SCでプロデビューを果たした明本は、翌年に浦和レッズに加入。1年目からリカルド・ロドリゲス監督の元で主力として活躍し、天皇杯のタイトルをもたらすなど、一気に評価を高めている。監督がマチェイ・スコルジャに変わった今季も確固たる地位を築いており、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇などに貢献している。
複数ポジションをこなす明本だが、浦和では左サイドバック起用がメインだ。日本代表の伊藤洋輝や中山雄太らキックに自信を持っている選手とは異なり、長友佑都のように小柄ながらフィジカル能力に優れ、チームに推進力をもたらすことができるのが大きな強み。また運動量も抜群に豊富で、ひしひしと伝わってくる負けん気の強さもあるなど、90分間に渡ってハードに戦える選手である。
長友が長く担ってきた日本代表の左SBは、現状人材が豊富とは言えない。伊藤洋が定着しつつあるが、中山は長期離脱からの完全復帰を目指しているところで、3月シリーズに招集されたバングーナガンデ佳史扶や6月と9月シリーズに招集された森下龍矢はまだまだアピール不足である。Jリーグで活躍し続けている明本が入り込む余地は十分にあるだろう。