MF:南野拓実(モナコ/フランス)
【写真:Getty Images】
生年月日:1995年1月16日(28歳)
23/24リーグ戦成績:4試合3得点3アシスト
日本代表通算成績:47試合17得点8アシスト
おそらく、今回の日本代表で最も招集が期待されていたのは南野拓実だろう。同選手は今季、欧州の地から明るいニュースを届け続けている。
22/23シーズンは苦しかった。モナコでまったくと言っていいほど結果を残せず、FIFAワールドカップカタール2022ではメンバーにこそ入ったが、輝きを放つことはできなかった。その影響もあって、今年3月と6月シリーズではメンバーから外れており、長く森保ジャパンで背負ってきた10番はいまでは堂安律のものとなっている。
しかし、今季はリーグ開幕4試合で3得点3アシストをマークするなど大復活を遂げた。もちろん南野自身がリーグ・アンという舞台に慣れてきたのも大きいが、やはり好調の要因となっているのは、ザルツブルク時代の恩師でもあるアドルフ・ヒュッターのモナコ新監督就任だ。昨季の南野は得意とは言えないウイング起用がメインだったが、ヒュッター監督の元では得意とするシャドーでプレーすることができ、水を得た魚のように躍動している。
久保建英や三笘薫を筆頭に日本代表の2列目は層が厚い。何より南野もモナコで結果を残し始めたばかりであるため、9月シリーズの招集外は納得のいく部分もある。しかし、この調子が今後も続くようであれば、森保一監督が放っておかないだろう。