3位:ポルトガル代表
監督:ロベルト・マルティネス
FIFAランキング:9位
総市場価値:9億7900万ユーロ(約1370億6000万円)
最高額選手:ラファエル・レオン
総人口は約1000万人の小国だが、サッカー界において歴史的なスターを多数輩出してきたポルトガル代表が3位にランクインした。
5度のバロンドールを獲得して絶対的エースとして君臨したクリスティアーノ・ロナウドに代わり、攻守にわたって魅力的な選手が育ちつつあるのがポルトガル代表だ。9000万ユーロ(約126億円)でポルトガル代表最高額となっているラファエル・レオンはACミランで躍動する24歳の左WGであり、23/24シーズンからは同クラブで10番を背負うエースだ。
また、DF陣の充実ぶりにも注目だ。世界最高峰のDFと言われるマンチェスター・シティ所属のルベン・ディアスは、全世界のCBで最も高い市場価値となる8000万ユーロ(112億円)の評価を受ける守備の要である。さらに、ベンフィカ所属で市場価値4500万ユーロ(約63億円)のアントニオ・シウヴァはまだ19歳。『transfermarkt』の集計から外れてはいるが、パリ・サンジェルマン所属で市場価値6500万ユーロ(約91億円)の左SBヌーノ・メンデスは21歳と若きスター候補も守備陣に控えている。
正GKのディオゴ・コスタは市場価値4500万ユーロ(約63億円)と評される23歳で、所属するポルトでも守護神を務める。FIFAカタールワールドカップでも全試合でスタメン出場し、若くして実力を認められる逸材だ。GKとしての市場価値はティボー・クルトワやジャンルイジ・ドンナルンマと並んで世界トップタイであり、さらに市場価値を上げていけば名実ともに世界ナンバーワンGKとなる可能性がある。
前線からGKまでハイクオリティな選手を揃えるポルトガル代表は、2024年開催のUEFA欧州選手権(UEFA EURO)、2026年開催の北中米W杯で大躍進を遂げるかもしれない。