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サウジアラビアを筆頭に、巨額のマネーが飛び交う移籍市場
多くのスター選手がヨーロッパからアジアへ渡り、大いに話題を呼んだ今季の移籍市場。マーケットが開いている6月1日から9月1日までの間に、海外移籍にかかった取引費用の総額はなんと59億ポンド(9440億円)で、昨年より47.2%増加している。イギリスメディア『BBC』は、サウジアラビアの影響の大きさを指摘する。
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FIFA(国際サッカー連盟)によると、2023年の海外移籍における代理人手数料は約8億ポンド(1280億円)に迫るという。ちなみに女子の移籍にかかる取引総額は240万ポンド(3億8400万円)で、140.8%の増加だった。
イギリスメディア『BBC』はサウジアラビアのプロリーグからヨーロッパに支払われた金額の大きさについて指摘する。同国を含むAFC(アジアサッカー連盟)のクラブは移籍金として8億3000万ポンド(1328億円)を支払っており、海外移籍金全体の14%を占めている。FIFAは「UEFA(欧州サッカー連盟)以外に所属する連盟の移籍金支出が、世界全体の10%を超えたのは史上初」であることを認めた。
サウジアラビアのクラブは、プレミアリーグを含むイングランドに次ぐ金額を計上している。。サッカーにおける経営戦略の変化が近年変わりつつあることが窺える。
クリスティアーノ・ロナウドをはじめ、ネイマールやサディオ・マネ、アイメリク・ラポルテにカリドゥ・クリバリなど、多くのトッププレーヤーが欧州から中東へ渡った。いまだ多くの有名選手がサウジアラビアを含むアジアのクラブから熱視線を注がれているが、マネーゲームと化したこの状況はどこに行きつくのだろう。
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