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まるで別人? なぜかドイツ代表で輝けなかった名手5人。居場所を築けなかった実力者たち

シリーズ:代表で輝けなかった5人の名手 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:シュテファン・エッフェンベルク


【写真:Getty Images】


生年月日:1968年8月2日
ドイツ代表成績:35試合5得点6アシスト
ブンデスリーガ成績:370試合70得点77アシスト

 バイエルンの黄金期を主将として支え、2000/01シーズンにはUEFA年間最優秀選手賞も受賞したシュテファン・エッフェンベルク。188cm、85kgの屈強なフィジカルを活かした守備だけでなく、攻撃時にはゴール前に顔を出して多くの得点にも関与した90年代後半から2000年代前半を代表する選手だ。

 クラブレベルではボルシアMG、バイエルン、フィオレンティーナで活躍。バイエルンには90年~92年、98年~02年と2度に渡って所属しており、2度目の所属時には主将を務めた。1998/99シーズンには「カンプ・ノウの悲劇」を経験し、惜しくもUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝を逃したが、2000/01シーズンにCLを制覇。見事リベンジを果たした。

 91年に22歳の若さでドイツ代表デビューを果たしたエッフェンベルクは、92年に行われたユーロ(欧州選手権)で準優勝に大きく貢献。大会ベストイレブンにも選出され、今後のドイツ代表を背負う存在として期待された。だが、94年のアメリカワールドカップ、グループステージ第3節韓国戦後にサポーターから煽られた結果、中指を突き立てるという挑発的な行為を行なった。これによりドイツ代表から追放され、当該の事件以降はわずか2試合の出場に留まった。

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