8位:イラク代表
監督:ヘスス・カサス
FIFAランキング:70位
総市場価値:1040万ユーロ(約14億5600万円)
最高額選手:アムジャド・アトワン、ジダン・イクバル
8位には総市場価値1040万ユーロ(約14億5600万円)でサッカーイラク代表がランクインした。1986年開催のFIFAメキシコワールドカップで初めて本大会に出場するも3戦全敗でグループリーグ敗退。それ以来となる2度目のワールドカップ出場を目指している。
同国代表を率いるのはスペイン人のヘスス・カサス。かつてはカディスCFでユースやセカンドチームの監督を務め、2010年からは当時バルセロナBの監督だったルイス・エンリケに誘われる形で、右腕としてトップチームのスカウトやアナリスト職も経験した。2018年からは、スペイン代表でアシスタントコーチとしても活躍した経験を持つ指揮官である。
そんなヘスス・カサス監督の指揮のもと、イラク代表は2023年1月に開催されたガルフカップで1988年以来となる優勝の栄光を勝ち取った。この好調を維持できれば、AFCアジアカップ2023でも上位進出の可能性は十分にある。
注目選手は、エールディヴィジのユトレヒトに所属する20歳のジダン・イクバル。マンチェスター・ユナイテッドにユースチームから所属して、同クラブでUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場も果たした若きMFだ。現在の市場価値は100万ユーロ(約1億4000万円)だが、これからの成長次第ではさらに市場価値を上げて、イラク代表の中心としてチームを牽引していくかもしれない。