FW:ムサ・マレガ(マリ代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1991年4月14日(32歳)
最終所属:アル・ヒラル(サウジアラビア)
22/23リーグ戦成績:22試合5得点0アシスト
世界的に名を知られている選手ではないかもしれないが、マリ代表のムサ・マレガは欧州で確かな実績を残している。一時期はマンチェスター・ユナイテッドやチェルシーへの移籍が噂された。
フランスでプロキャリアのスタートを切ったマレガは、チュニジアでのプレーを経て2016年1月にポルトガルのマリティモに加入。その半年後に渡ったポルトでの活躍は印象的で、2017/18シーズンにはリーグ戦29試合で22得点と爆発。翌シーズン以降も2桁得点をマークし続け、最終的に通算190試合出場72得点32アシストという文句なしの成績を残している。
2021年には欧州に別れを告げ、サウジアラビアのアル・ヒラルに加入。ここでも得点源として活躍し、1年目からAFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇の立役者となった。2021/22シーズンのリーグ戦では27試合で13得点を叩き出している。しかし、今夏クラブは莫大な金額を費やし、ネイマールやセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチら欧州からごっそりと実力者を補強。マレガは外国人枠の問題もあって弾かれる形となり、フリーの身となった。
マレガは184cm・94kgの巨体を誇り、圧倒的なパワーに加え非凡なスピードも兼ね備えるなど、観る者にわかりやすくインパクトを与えられる存在である。そんな彼がJリーグにやってくれば、かつて大暴れしたマイケル・オルンガと似たような活躍に期待できるかもしれない。