DF:セルヒオ・ラモス(元スペイン代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1986年3月30日(37歳)
最終所属:パリ・サンジェルマン(フランス)
22/23リーグ戦成績:33試合2得点1アシスト
もはや説明は不要だろう。セルヒオ・ラモスは、スペイン代表、そしてレアル・マドリードですべてを勝ち取ってきた世界最高峰のセンターバックだ。
セビージャでプロデビューを果たしたS・ラモスがマドリーにやって来たのは2005年のことで、そこから16年間を同クラブに捧げた。イケル・カシージャスが退団してからはキャプテンも務め、スター軍団を見事にまとめ上げている。闘争心あふれるディフェンスは多くのFWを震え上がらせ、大舞台ではDFらしからぬ勝負強さを発揮。この男がいなければ、マドリーが前人未到のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)3連覇などを成し遂げることは不可能だったはずだ。
マドリーとの契約満了に伴い、2021年にはパリ・サンジェルマン(PSG)に加入。1年目は怪我が多く、リーグ戦出場は12試合に留まったが、昨季は同33試合、CLでも8試合に出場するなど高い稼働率を誇り、リーグ・アン優勝などに大きく貢献した。それを置き土産に今夏PSGとの別れを決断しており、現在もフリーの状態が続いている。
ダビド・ビジャ、フェルナンド・トーレス、アンドレス・イニエスタ、そしてフアン・マタ。かつてスペイン代表で苦楽を共にしてきた仲間たちは、続々とJリーグにやって来ている。次はS・ラモスの番であることを強く願いたいところだ。(※編注 現地時間4日にセビージャ加入が発表)